A 『勘定合って、銭足らず』を 回避する経営を! 2/6 大和 齊

(A-1)利益が出ているのにキャッシュフロー(CF)が足りない
~なぜ???
  損益計算書(P/L)では黒字基調、CFは、資金ショートのケースが継続すると、いわゆる黒字倒産の危険性があります。

◆ 売掛金や貸付金等の債権回収が滞留している場合、当然に資金ショート
◆ 買掛金他負債等の遅延は、資金のプラスになりますが、好ましくはあり
ません。
◆ P/LとCFの違いの理由は、収益(入金)と費用(支出)をどのタイミングで計上するかによる、会計基準による違いです。
◆ P/Lは、「発生主義」の会計基準~商品引渡しの時など~
◆ CF計算書は、「現金主義」の会計基準~家計簿と同じ考え方~
など、色々なケースがあります。

(A-2)利益とキャッシュフロー」の違い
≪回収遅れのケース≫    
◆売上高1000⇒売掛金が未回収の場合は、仕入代金や人件費の現金払いが先行すると、当然、▲700の資金ショートは避けられません。
  
(A-3)「利益とキャッシュフロー」の違い
≪支払遅れのケース≫    
◆幸い売掛金1000⇒回収し、人件費▲300を支払、買掛金400
は、支払遅延があった場合は、+700の現金増加となります。

 (A-4)「利益とキャッシュフロー」の違い
≪減価償却費等の処理による違い≫    
◆CF計算書の上では、固定資産を取得(受入検収時)に購入価格100%を、一時に支出計上します。一方、P/Lでは、会社が選択する減価償却費の額のみ、100%でなく、その一部を費用に計上します。残額を次期に繰越します。(P/Lの引当金他も同じく、現金支出と異なります。⇒これらを非資金項目と云います。)