豊洲問題で維新「早期移転」求める 市場関係者からは切実な声

移転が延期されている東京・豊洲市場について、日本維新の会が東京都に早期移転を求める提言書を出しました。移転問題を巡っては、東京都議会で責任追及の議論が行われる一方、市場関係者からは早く結論を出してほしいと切実な声が上がっています。

 日本維新の会は築地市場の老朽化などを理由に、豊洲市場へ早く移転するよう求める知事宛ての提案書を出したということです。日本維新の会の柳ケ瀬裕文都議は会見で「小池知事を見ていてかなり危ういなと思っている。ちゃんと豊洲を再認識してもらう必要がある」と述べました。

 移転問題を巡っては、当時、移転の決断をした石原元知事も3日の会見で「大事なことは宙ぶらりんになっている豊洲を早く稼働させることだと思う」と述べるなど、速やかに豊洲市場に移転すべきだとしていて、小池知事の対応を強く批判しています。

 一方、「食の安全・安心」への不安から移転延期を決めた小池知事は「モニタリング調査をしたところ、あのような(基準を大幅に超える)数字が出てしまって、安心・安全の部分がかなり崩れてしまった。だからこそ再調査をするのであって、さもなくば安全も安心も得られないことになろうかと整理している」と述べていて、3月中旬に出る地下水の再調査の結果を踏まえて、移転するかどうか慎重に判断するとしています。

 移転への意見が分かれる中、市場関係者からは「早く解決した方が良いと思う。小さいところは随分閉めてますよ。待ち切れないし移転するにも費用がかかる」「誰が悪いと探すのもいいが、うまく終着点を見つけてもらいたい」などといった切実な声も聞かれました。

 過去のいきさつに関する議論が長引く中、市場関係者の状況は厳しさを増しています。