☆日商簿記検定合格を目指して学習されている皆様へ☆商品売買☆分記法☆ 佐藤 弘太郎☆

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参考:☆商品売買☆分記法☆

 分記法とは商品売買の取引について、商品勘定(資産)と商品売買益勘定(収益)二つの勘定を用いて記帳する方法で、特に販売した時に、販売の都度、売上原価と商品売買益とに分けて記帳するところに大きな特徴があります。

商品を仕入れた時
商品を仕入れた時は、商品の原価(仕入原価)で商品勘定(資産)の借方に記帳し、仕入値引や仕入返品については商品勘定の貸方に記帳します。

商品を販売した時
  商品を販売した時は、販売した商品の原価(売上原価)を商品勘定の貸方に記帳すると同時に、売価と原価の差額(商品売買益)を商品売買益勘定(収益)の貸方に記帳します。

売上返品が発生した時には商品に移動が生じるため、商品勘定の借方に原価で記帳し、返品された分の利益の取り消しを行うため商品売買益勘定の借方にその金額を記帳します。

また、売上値引きが生じた場合には、商品に移動はなく、利益分だけを減額するため、商品売買益勘定の借方に記入します。

※分記法は、商品販売の都度、売上原価と商品売買益とに分けて記帳するため、販売、返品、値引の処理に手間を要します。したがって、多品種大量販売を行う店舗には実用的ではありません。

時計や貴金属など、とても高価な商品を取り扱う商店で1日の販売量が少ない店舗についてはその効果を発揮し、商品勘定の期末残高は期末商品棚卸高(期末に売れ残った商品の金額)を示し、商品売買益勘定の残高は一会計期間の商品売買益(売上総利益、粗利益)を示し、決算期末に商品に関する決算整理が必要なくなるという大きな効果があります。

佐藤弘太郎 ルカ・パチオリ伝説☆ 3級商業簿記 テキストより~